ABOUT
未来へ向けた取り組み
横河計測では、より良い未来へ向けた取り組みをおこなっています。
事業活動における環境負荷の軽減はもちろん、エネルギーの効率化へ向けた活動や、
開発を通じた各種分野への貢献など様々。ここではその一部をご紹介します。
持続可能社会の実現
未来世代の仲間に
美しく豊かな地球を引き継ぐために
YOKOGAWAグループは、未来世代のより豊かな人間社会のために、持続可能な社会の実現をお手伝いします。
2017年には「サステナビリティ貢献宣言」として
「2050年に向けて、Net-zero emissions、Well-being、Circular economyの実現を目指します」と宣言。
当社もまた、グループの一員としてこうした活動の一端を担うことはもちろん、
胸を張って未来に残せるものを生みだすべく、様々な取り組みをおこなっています。
地球温暖化防止等の取り組み
エコバランスの把握・分析を通じ、
資源・エネルギーの有効活用を推進
YOKOGAWAグループでは、事業活動により生じたエコバランスの把握・分析を通じ、資源の有効活用やエネルギー効率の向上をおこなっています。また、土壌汚染対策法が施工される以前から、独自の管理基準に基づき工場跡地の土壌・水質の調査をおこなっていたほか、法令を遵守した事業活動を徹底しています。
地球温暖化防止については、パリ協定が目指す2℃目標を踏まえた2030年目標を設定しているほか、グループをあげて省エネルギー施策や再生可能エネルギーへの切り替えを推進しています。
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太陽光発電システムの
高効率化を実現
太陽光発電では、充電制御装置により太陽光パネルからの直流を一般的に利用可能な50/60Hzの交流へと変換され、蓄電池への充電が行われます。これらの変換時のロスを最小限に留め、装置全体の高効率化を実現したのが、当社が開発した『プレシジョンパワーアナライザ WT1800E』。最先端の研究開発で求められる高い性能と豊富な機能、拡張性を兼ね備えた本モデルにより、電圧・電流・電力・効率それぞれの高精度測定が可能となり、太陽光発電システムの高効率化が可能となりました。
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独自の機能性と開発力で、
電力の安定供給に貢献
太陽光および風力発電の出力が電力系統に連系されている場合、瞬間的な電圧低下などにより一斉解列(切り離し)が起こると、電力供給に大規模な影響を与えます。このようなトラブルを防止するため進められているのが「電力品質を確保するために必要となる系統擾乱時の分散電源の運転継続性能の要件」(FRT要件)の整備。『プレシジョンパワースコープ PX8000』は、FRT要件を満たすために必要となる正確な時間と電圧レベルの測定を実現。従来の電力計にはなかった、過渡的な電力測定および解析機能を搭載することで、電力の安定供給の一端を担っています。
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高精度評価を実現する新技術開発
KUKA社
自動車の車体製造工程における
エネルギー消費最小化への取り組み
オートメーション分野における世界屈指のリーディングカンパニーであるKUKA社では、⾃動⾞の製造⼯程において「ホワイトボディ(塗装をする直前の車体)」の⽣産ラインで最適な運転パターンを見つけ出すため、消費された電気エネルギーの測定を⾼精度におこなう方法を検討していました。そこで採用されたのが、当社が開発した『プレシジョンパワースコープ PX8000』です。微⼩電流信号から⼤電流まで様々な条件で評価できる本モデルを活用することで、⽣産性とエネルギー効率の最適な組合せを⾒つけ出すことに成功。⽣産ラインの最適化を実現できました。
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その他の取り組み
電力消費の計測技術を通じ持続可能な社会の実現に貢献
個人の家で太陽光など発電の分散化がされるようになり、将来的には、多くの家でバッテリを搭載する電気自動車(EV)が一時的に電気を貯蔵する設備になると言われています。また、家庭の電力はスマートメータでモニタされ、コミュニティの中で効率よく消費されるスマートシティも増えてくることでしょう。その中で重要になるのが、電力消費を計測する測定器の存在。世界トップクラスのシェアを誇る計測機器メーカーである当社は、高機能な計測器の普及を通じ、快適で持続可能な社会の発展に貢献します。
インド政府が推進する光ファイバ敷設プロジェクトへ貢献
インド政府が推進する「インド国内25万農村部への光ファイバ敷設プロジェクト」において、当社の光パルス試験器が採用されました。光ファイバの片端から送出した光パルスの情報から、光ファイバ上の損失の位置と程度を把握できる本製品を通じ、安定した通信環境の実現に貢献。プロジェクトを通じてインターネット環境が整ったことで、これまで何時間もかけて通学していた子供たちや学校へ通えなかった子供たちへ、教育を受けやすい環境づくりを届けることができました。
パワーアナライザを通じ電気自動車(EV)の普及に貢献
温室効果ガス排出をゼロにするため、欧州を始めとする多くの国でガソリン車の販売を抑制する動きが見られ、自動車の電動化が急ピッチで進められています。バッテリで動く電気自動車(EV)は、モーターの効率を向上させることが航続距離を延ばすことに繋がります。当社は、高精度のパワーアナライザの開発を通じ、自動車メーカーがしのぎを削るモーターやインバータなどの効率改善における評価に貢献。現場に欠かせない測定器として活躍しています。
大容量化する光通信の普及に計測技術で貢献
テレワーク業務やリモート授業の普及およ動画コンテンツの多様化にともない、データトラフィックの容量は日増しに大きくなっています。こうした大量のデータトラフィックを支える光ファイバ通信において、重要なのは「波長が重ならないこと」であり「波長を正しく評価すること」です。当社が開発する光スペクトラムアナライザや波長計は、ファイバ1本の中に波長の違う複数の光を正確に計測することが可能。大容量化する光通信の普及に計測技術で貢献しています。