高性能・高品質な製品を製造するためには、国家標準につながる計測標準と計測トレーサビリティを高い精度で確立・維持する必要があります。その目的をより製造現場に近い場所で達成するために甲府事業所に計測標準センターが設置され、世界トップレベルの高い精度で計測標準と計測トレーサビリティを維持・管理し、YOKOGAWA製品の高性能・高品質を支えています。 また、Japan Calibration Service System(JCSS:計量法校正事業者登録制度)のもと、電気(直流低周波)、電力、圧力、時間(周波数)、流量において、校正事業者に対する国際規格ISO/IEC17025の認定を取得し、お客様に直接、世界に通じる標準供給を行っています。
計測標準センターでは「時間周波数自動遠隔校正システム(e-trace)」を導入しています。このシステムは国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と横河電機が共同研究により実用化したもので、GPSを利用して、離れた2地点の周波数標準器をリアルタイムで校正するシステムです。このシステムにより、甲府事業所にある社内標準器を、産総研の国家標準器によりリアルタイムで校正することが可能になっています。