横河マニュファクチャリング修理校正センターでは、創業の精神である「品質第一」を基に、製品ライフサイクルにおけるアフターサービスを提供しております。
当センターでは、YOKOGAWA製品の修理・校正・改造を行う引取サービスを実施しております。
専門技術者の豊富なノウハウにより、お客様がYOKOGAWA製品を安心して継続的にご使用いただけるよう、全力でサポートいたします。
引取サービスの強みは、専用検査設備や、適切に空調管理された校正室などの整った作業環境にあります。
これにより、高品質かつ高精度のサービスを提供しています。
さらに、当センターではお客様だけでなく、YOKOGAWAグループ内で使用される測定器類の修理・校正も行っております。
社会インフラを支えYOKOGAWA製品の品質を土台から支えるために、私たちは日々努力を続けています。
校正のご依頼をいただいた際、必要に応じて修理・調整までワンストップで依頼が可能な点が、当社の校正サービスを利用する最大のメリットです。
また、校正での数値化、成績表・校正証明書・トレーサビリティ体系図など、当社の発行する書面による品質の確約が可能です。
計量計測における校正は、JISの基となる VIM *と言われる「国際計量計測用語」に以下の通り定義されています。
指定の条件下において,
第一段階で,測定標準によって提供される不確かさを伴う量の値とそれに対応する指示値との不確かさを伴う関係を確立し,
第二段階で,この情報を用いて指示値から測定結果を得るための関係を確立する操作。
*VIM 3rd(国際計量計測用語:International vocabulary of metrology)
専門的な表現では無く、かみ砕いたイメージで言うと、『被校正品と標準となる測定器を比較して、その差を確認すること』です。
また、「校正」には誤差*を修正する作業である「調整」は含みません。
*JISの計測用語では、「器差」と規定。
品質を保証するためです。
その測定器(あるいは測定値)は本当に正しいのかを証明するために校正を行い、
・計測器にどれだけの誤差があるのか
・良し悪しを判定するのに影響のない範囲か?
を判断する必要があります。
また、校正を行う際、標準器が正しいこと・会社間で違いが無いことを明確にするため、標準は一つである必要があります。
それが『国家標準』と言われるものです。
定期的な周期で測定器の確度を確認していく事を、定期校正と言います。
1回/3ヶ月、1回/12ヶ月等、校正周期をお客様自身で定めていただき、校正をおこないます。
お客様から適正校正周期についてのお問い合わせを頂くことがありますが、校正周期はメーカーが定めるものではありません。
ご依頼を頂いている多くでは1年や半年といった周期での校正という実績がありますが、校正周期に関する基本的な考え方は、お客様(管理者)ご自身が、計測器の特性に変化をもたらす要因(リスク)と経済性(コスト)を考慮し適切に決定して頂くものとされております。
YOKOGAWAの各製品に関して、保証期間内は無料にて修理を承っております。保証期間外は有料になります。
修理作業後の保証規定は以下を参照の上、製品をご購入頂いた代理店様経由でご依頼ください。
1.作業結果報告書記載の作業(以下「本作業」という)が、弊社基準により資格認定されたエンジニアによって行われたことを保証します。
2.本作業のうち下表記載の作業内容については、本作業の実施完了時から下表記載の保証期間中に、本業において修理または交換された箇所・部品に故障または不具合が再度発生したときには、無償で当該故障または不具合の修復を行うものとします。その際、作業結果報告書をご提示ください。
本作業の内容 |
保証期間 |
---|---|
引取修理 |
6ヶ月 |
引取オーバーホール |
6ヶ月 |
3.但し、次の各事由に起因する故障または不具合は、本保証の対象外とさせて頂きます。
(1)不適切な仕様または本作業の対象製品の仕様書、カタログもしくは機能仕様書に規定されている目的以外の使用
(2)水害、地震等の天変地異
(3)ストライキ、騒動、暴動、戦争行為、放射能汚染
(4)弊社の技術者以外の者に実施され、または、弊社の技術者の監督または承認を受けずに実施された、
修理、保守、改造、機能付加、移設、移動等
(5)異常なショック、電気的障害、事故、空調の不備、温湿度管理の不備、電子回路に対する腐食をもたらす環境、
貴社による移動中の損傷その他通常の使用以外によってもたらされる場合
(6)ソフトウェア製品を搭載するハードウェアがその供給者の定める保証条件または保守条件の適用を受けなくなった場合
(7)ソフトウェア製品を搭載するハードウェアが特定されている場合に、搭載するハードウェアを、
弊社の同意なくして他のハードウェアに変えた場合
(8)ソフトウェア製品の障害その他不具合に対して弊社、
または弊社の委託先が提案する適切な回路手段(修理、引き換えを含む)を貴社が実施しない場合
(9)その他弊社の定める使用環境条件が貴社により守られなかった場合
(10)電池類・水銀ランプ・ヒューズ・記録紙・ペン先・インク等の消耗品および特に消耗の著しい製品
(11)測定リード・プローブ・接続プラグ・コード・収納ケース・カバン・その他付属品
(12)その他弊社の責めに帰すべき事由によらない故障、不具合
JCSS(Japan Calibration Service System)は、日本の計量法に基づいて運営される校正サービスシステムです。
このシステムは、計測機器の精度を保証し、信頼性の高い測定結果を提供するために設立されました。
【主な特徴】
【メリット】
YOKOGAWAグループの横河計測株式会社はJCSS校正事業者として認定されています。
詳細は下記リンクからご確認下さい。
JCSS校正サービス/横河計測株式会社